宋艸窯+

2020/07/07 16:23

暦の上では小暑、これから夏に向っていく始まりらしい。


梅雨の真っただ中の もわ~っとした体感湿度100% 晴れきらないグレーの空。
嫌われがちな季節だが、悪くない。
雨降りが困るときもあるが 雲だらけの曇り空 落ち着く。

日本海側育ちで曇り空になじんでるせいか、青空が続くと疲れてくる。
特に冬の青空は、鹿児島に来た当初は「毎日晴れだ!」とうれしかったが
やがて、そうでもないなと感じてきた。
人間、小さなころの刷りこみは侮れない。



素焼きの窯詰中。
無駄なくぎゅうぎゅうに詰める。
重ねられるものは重ね、マグの中にも箸置きなど小さいものを入れたり。
焼成後、釉薬掛け、本焼きと作業は進んでいく。



恐竜の牙ではなくて

ゼーゲルコーンというもので、本焼きの時に窯の中の熱量をはかるもの。
焼く前はピンと立ってた三角錐が熱でぐにゃりと倒れたところ。
温度計と併用で窯の様子を判断する。
ぱっと見は恐竜の牙(はたまた竜の爪)だが、意外と重要な任務を背負っている。

(m)